2016年03月04日

百太郎の息子

 夢を見た。

 おれは友人と二人組で、祠のある洞窟を探索している。
 手には「百太郎の父」という御守りを持っている。
 小型の万華鏡のような木の筒で、中を覗くと手描きの顔と神歌が見える。
 覗く度に顔や神歌は変化し、この先の道行きへの示唆を与えてくれる。

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 目指す洞窟までの道のりは非常に入り組んでいて、ただ一直線に進めば良いというものではない。
 霊的なバリヤーや罠が各所に仕掛けてあり、よほど用心しないと堂々巡りをさせられてしまう。
 おれは「百太郎の父」を信頼しているのだが、霊的な囲みを突破するためにあえて遠回りする指示も多々あるため、友人は反対ばかりしてくる。
 友人の妨害で中々指示通りに動けず、堂々巡りが続く。
 だんだん「百太郎の父」の指示も切迫してきて、表情が恐ろしいものに変わってくる。

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 おれはだんだん覗くのが怖くなってくる。
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2016年03月05日

犬の気持ち

 夢を見た。

 とにかく犬の気持ちになってみないとはじまらない。
 ということで、校門から駅まで四つん這いで帰ることになった。
 アスファルトやコンクリート舗装が、両手両膝をゴツゴツザラザラと削る。
 痛い。
 母親に連れられた乳幼児がよたよた歩いている。
 目線の高さが同じのオレに反応し、喜んで「あう〜」とか言いながらにじり寄ってくる。

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 うるさい。
 オレにかまうな。
 重大な用事の途中なのだ。
 何とかしろと母親を見るが、ママ友とのおしゃべりに夢中で気付いていない。
 オレは犬らしく道路端を通っているのだが、すぐ横は1メートルほどの段差で、下は田んぼになっている。
 乳幼児はアホなので「あぶないなあ、落ちそうだなあ」と危機感を持っていると、案の定足を踏み外す。
 あぶない!
 とっさに両手を伸ばして抱きとめる。
 しまった。
 犬なのに手を出してしまった。
 アホな乳幼児とアホな母親のせいで、大変無念なことになってしまった。
 ようやく異変に気付いた母親が駆け寄ってくる。
 礼などを言われるが、オレは犬なのでわからないし、無関係だ。
 はやく向こうへ行け。
 乳幼児は犬であるオレが気に入ってしまったらしく、隣をよたよた歩きたがる。
 非常に不本意である。
 犬のオレのしぐさを真似て、あちこちの草を嗅ぎまわったり、電柱にこだわったりしている。
 アホなので、土を口に入れたりしている。
 オレは犬とは言ってもあくまでフリなので、そんな汚いことはしない。

 曲がり角の地蔵の所にさしかかる。
 いつのまにか地蔵の数が増えており、中には明らかにプラモが混じっている。
 仏像のプラモというのは前から欲しかったのだが、ここに混入しているものはあまりデキが良くない。
 こんなのなら要らない。
 古い街道筋で、左手が墓場になっている。
 墓場は最近リニューアルされて現代風になった。
 なんだか小奇麗な公園みたいで、ペラペラな感じだ。
 鐘もクリスマスベルみたいだ。
 こんな墓には入りたくない。
 ただ、入口付近の舗装は気に入った。
 一見普通のアスファルトだが、非常に柔らかく、手にも膝にもフワフワと優しい。
 風呂場のマットの冷たくないやつみたいだ。
 オレより先に犬として出発した友人たちも、みんなこの舗装の虜になってゴロゴロたむろしている。
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2016年03月06日

橋の通学路

 夢を見た。

 有名な一級河川沿いに下る。
 最近整備されたばかりの真新しい道が通っているが、所々工事中で行き止まりになっている。
 川沿いの村の生活道路や庭先に迂回して進む。
 農家の人が「余所者がブラブラしてかなわん」と言っているのが聞こえてくる。
 しばらく進むと、有名な大橋が見えてくる。
 大橋と並行して、緑色で鉄製の、細い歩行者専用橋が掛っている。
 歩道橋もそれなりに頑丈な造りなのだが、川幅があまりにも広いため、それに比べるといかにも弱弱しく見える。
 山奥の吊り橋のような頼りなさだ。
 それはそれでスリルがあって面白いかもしれないと、さっそく渡ってみる。
 手すりにつかまりながら怖々渡る。
 橋は斜めになったり急に広がったりしている。
 数十メートル下の水面は、もし落ちればコンクリートと同じなので助からない。
 緊張感にドキドキする。
 しばらく進むと、急に橋が狭くなり、手すりには棘が生えていて、途方に暮れる。
 これでは横半身になっても棘に引っかかってすり抜けられない。
 どうしようか迷っていると、向こう側から地元の高校生がホフク前進でやってきた。
 通学中のようだ。
 なるほど、そういう風に渡るのか。
 しばらくホフク前進する。
 やがて橋はグニャグニャのチューブみたいな手触りになってくる。
 どうやらビルの非常脱出ホースのようなものらしい。
 下を覗くと、はるか先にヘリポートのような二重丸印の巨大なクッションがある。
 飛び込んで滑り下りろということか。
 チューブ橋は風に大きく揺れており、ちゃんとクッションの上に着地できるか心許ない。
 でもまあ、これは夢だから死ぬことは無いだろう。
 思い切って飛び込む。
 チューブ橋もクッションまでの落下距離も物凄く長く、おしっこが漏れそうになる。
 なんとか無事、二重丸に着地できたが、足にビビビビビビと衝撃が走る。
 意外と痛い。
 夢なのに。

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2016年03月07日

怨霊テスト

 夢を見た。

 古代遺跡のような場所。
 集団でテストを受ける。
 小学校時代の同級生もいる。
 テストを受けている間にも、頻繁に地震が起こる。
 遺跡に封じられた怨霊が暴れているらしい。
 焼け焦げたように黒い石像がたくさん並んでいる。
 何か様々な動物のような形状をしており、大きさはさほどでもないが、それぞれが怨霊の依り代になっていると分かる。
 小学生の頃の同級生とともに、懸命になって祝詞を唱える。
 この同級生が祝詞を知っているのが意外だったが、昔から優秀で、私にできるようなことは何でもできていたことを思い出す。
 学んだ流派が違うのか、祝詞が微妙に違っており、完全には唱和できない。
 こんな状態で怨霊を鎮めることができるのか不安になるが、ただ懸命に唱える。
 するとこちらの誠意は伝わったのか、石像が「もういい、下に落とせ」としゃべる。

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 戸惑っていると、
「いいから落として砕け」
 と命令してくる。
 同級生と話し合った結果「言うとおりにしてやろう」と決まり、二人で協力して石像を順に下に落としていく。
 次々と落下した石像は、粉々に砕けていく。
 どうやらこれで、石像に封印されていた怨霊が、浄化・解放されていくらしい。
 一安心かと思いきや、遺跡の窪んだ所にある「明堂」にあたる部分に、一番強力な霊が封印されていると分かってくる。
 地震がますます酷くなってくるが、「明堂」だけは下手にいじると取り返しがつかないので、受験生はみんなためらう。
 受験生の中には経験豊富な「師匠」がいて、それなら自分が試してみようと、ロープを伝って明堂に下りる。
 何か手伝えることがあればいいと、自分も含めて何人かが後に続く。
 明堂の周囲は膝くらいまで水にが溜まっており、巨大なフナムシや、変わった形の亀がたくさんいる。
 優秀な同級生は、邪魔なフナムシをつかみあげては遠方へ投げ捨てている。
 自分はこういうのはちょっと苦手なので、顔をそむけている。

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2016年03月08日

教育ハケン

 夢を見た。

 中国の中学校に教師日本代表としてハケンされる。
 中国語ができないので無理があるのだが、日本代表なので頑張らなくてはならない。
 自分の担当をしてくれる中国側の先生を紹介される。
 小柄で禿げ頭の年寄りだが、元気のいい先生だ。
 親日家で柔道の高段者、雰囲気としてはどこかの現場監督みたいに見える。
 さっそく校長室に案内される。
 途中で通りかかった生徒用の靴箱の所に、何か張り紙がある。
 中国語の分からない自分にも、漢字の雰囲気で大体の意味は読みとれる。
「この学校に『妖深』を仕掛けてやった。ざまあみろ」
 などと書かれているらしい。
 最近はどこの国でも生徒が荒れているようだ。
 担当の年寄り先生は張り紙を無視しているので、大して実害は無いのかもしれない。
 案内されるままに校長室に入ると、中では何人も先生が倒れており、おかしな臭いが鼻をついた。
 紐の付いた銅製の壺のようなものが投げ込まれており、光りながら黄色い煙を噴き出している。
 毒性のある香料のようなものらしい。
 これが「妖深香」か。

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 なかなかのワルがいるようだ。
 年寄り先生が、現場を見るなり戦闘準備を開始する。
 自分にも、銅製の工芸品のような立派な面が渡される。
 これは○×兄弟という名職人が作ったもので、二人はこの学校の先生もやっており、職員には特別に支給されるのだと説明を受ける。
 年寄り先生は柔道着に着替え、面をつけて、一人さっさと出撃してしまう。
 戦闘は各自の判断でそれぞれ好きにやってくれということらしい。
 なかなか自分向きの教育方針だ。
 気に入った。
 とりあえず武器を調達しようと廊下に出る。
 棒を振り回しながら窓ガラスを割っている女生徒がいたので、後ろから蹴りあげて棒を奪う。
 あたりをうかがうと、階段を小型キャタピラのようなものに乗り、木刀を振りかざしながら下りてくるバカがいた。

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 なるべく使い慣れた武器がいいので、手にした棒をブーメランのように回転投げにしてそいつに当て、木刀を奪う。
 やはり使い慣れた木刀は手になじむ。
 水を得た魚のような気分で階段を駆け上ると、アヒルだか白鳥だかの首を振り回しながら暴れている奴がいる。
 木刀で受けても首が折れ曲がってこちらの頭部をやられる恐ろしい武器だ。

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 受けにまわると厄介なので、先手を打って撃退する。
 まわりにはアヒルの首だの馬の太股だのがばらばら散らばっている。
 廊下を戦車に乗って暴走してくる奴がいる。
 木刀では埒があかないので、馬の太股を拾い上げて操縦室に投げ込む。
 中でパニックが起こっている隙を突き、木刀を突っ込んで掻き回す。
 だんだんこの学校の雰囲気がわかってきた。
 凄く楽しい。
posted by 九郎 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする