2011年08月30日

夏休みの工作「鉄甲船」ようやく完成!

 ギリギリ間に合った!
 まずは全体像。

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(以上2枚はクリックすると画像が大きくなります)

 結局、「鉄甲船」とは言いながら、鉄の質感は無しになってしまいましたが、それなりに雰囲気のある出来になったのではないかと思います。
 プロポーション的には「もし鉄甲がチョロQになったら」という感じですね。
 鉄砲狭間は本来なら穴をあけた方がいいんですが、今回は「夏休みの工作」ということで、ごく簡単にバルサシートを四角にカットしたり、穴あけパンチで円く切り抜いたりして張り付けてあります。

 構造が分かりやすいように、もう少し上の角度から一枚。

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 図面を引かずにその場のノリで作ってしまったので、参考のためにそれぞれの方向からも撮っておきます。

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 メンテナンスと収納のために、上部構造は脱着式です。

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 安宅型軍船は、戦闘時は帆柱を収納していますが、通常航行では帆走します。

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 織田家の家紋をネットで拾ってプリントアウトし、張り付けただけなので、ちょっと手抜きです!

 構造が複雑で防水加工が困難なのと、船体がかなり重くなったので、今回は水に浮かべるのは無し。
 試してませんが、たぶん浮きません(苦笑)
 こういう船の工作は、形は船ですが実際には木材の浮力のみで浮かばせる筏式です。
 浮かばせるためには船底の部分をもっと大きくしないと無理ですね。

 前に作った普通の海賊船と共に撮ってみます。

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 信長は世界征服妄想を持っていたふしがあるので、もしかしたらこういう情景も思い描いていたかもしれません。
 まあ、安宅型軍船は主に陸地からさほど離れていない近海部を航行することが前提になっており、鉄甲船の場合は特に航行性能自体は悪くなっていたでしょうから、実現の可能性は低いと思います。

 模型ではないので資料的価値は全くありませんが、安宅型軍船の基本構造や雰囲気ぐらいはお伝えできる物になったのではないかと思います。

 制作時間はゆっくり作って16時間くらいでしょうか。
 ボンドやニスの乾燥待ちも必要なので、一日2~3時間で一週間から十日は必要だと思います。
 夏休み最後の一日で作ってしまうのは物理的に不可能!

 けっこう楽しかったので、今後も折を見て船の工作は続けたいです。
 徐々に精度を上げて、戦国軍船の「模型」に近づけていってみたいですね。

【追記】
 これ以外の夏休みむけ船の工作キットについて、まとめ記事を書きました。
 夏休み 船の工作キット紹介
posted by 九郎 at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2012年03月09日

「あたけぶね」についての覚書

 当ブログでは、織田信長と石山本願寺の十年戦争「石山合戦」について、断続的に記事をアップしている。
 カテゴリで言えば、以下のものがそれにあたる。
 石山合戦
 和歌浦
 

 まだまだ勉強中なのだが、最近、戦国時代の大型軍船「あたけぶね」について、今まで気づいていなかった情報があったので、覚書にしておく。
 この軍船についてはカテゴリ「海」で、資料集めや夏休みの工作をやってきた。
 その際、「安宅船」という表記で調べてきたのだが、同じ読みでも別の表記がされている場合が多々あることに気付いた。
 書き言葉よりも話し言葉が主であった中世にはよくあることなのだが、あて漢字の違いによって複数の表記例がある場合があって、たとえば「あたけぶね」なら「阿武船」と書かれることもあるのだ。

 それに気づいて「阿武船」で検索してみたところ、ごく最近、実物大の「大阿武船」が復元されたことがあったらしいことを知った。
 以下のサイトにその経緯が述べられた記事がまとめてある。

 せとうちタイムズ
 大阿武船活用に複数の問い合わせ!
 大阿武船解体工事進む
 「大阿武船」 因島

 これらの記事によると、この復元船は約一億円の予算で建造されたもので、中身は鉄製だが、外見はほぼ忠実に戦国時代のものを再現してあったようだ。
 残念ながら既に解体されてしまったのだが、各方向からの写真は残っている。
 写真を見ると、博物館の復元模型では見られない、経年変化した木造船の質感が見られて興味深い。
 私は未見なのだが、映画「あずみ」のロケにも使用されたらしいので、機会があればチェックしてみたいと思う。

 以上、覚書として書きとめておく。
posted by 九郎 at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2012年05月27日

素人が帆船模型に手を出すには

 当ブログのカテゴリでは、古い時代の帆船、とくに和船に注目して資料集めをしている。
 行く行くは何らかの形で戦国時代の「安宅船」を模型化したいと目論んでいる。
 しかし、かつてのプラモ少年のなれの果てとはいえ、帆船模型の壁は高くそびえ、おいそれと手を出せない。

 素人にとって帆船模型が手を出しづらい原因はいくつかあるが、つまるところ以下の三点が大きいのではないだろうか。

【高価い!】
 近現代の艦船ならプラモデルで膨大な種類が出ており、小学生くらいからでも十分作ることができるのだが、帆船模型に限定すると、とたんに事情が変わってくる。
 小サイズで安価なプラモデルがほとんど発売されておらず、2万円台くらいからの本格的な木製モデルが主流になっている。完成できるかどうかわからないものに数万かけることになるので、素人が手を出しにくい。

【難しい!】
 木製モデルの場合、セットに入っているのは必要な分量の「木材」である。
 プラモデルのように単に組めば良いというシロモノではなく、木工の技術や工具が必要になってくる。
 また、帆や帆柱に張り巡らされたロープ類がまた大変だ。

【デカい!】
 細かな手作業が多くなるので、帆船模型は基本的に、ある程度大きなサイズの方が作り易い。
 しかし日本では、工作し易さと住宅事情は、多くの場合相反する。


 手作り和船模型に手を出す前に、いくつか工作作品やプラモデルで予行演習を積んでおきたいと思い、これまでにおりがみ各種と工作を二つやった。
 和船を折る
 海賊船 鉄甲船

 そろそろ夏に向けて、今年も船で何か遊んでみたいなと思い、細々と売られている帆船プラモを試してみることにした。


●「オールドタイムシップス No.04 サンタマリア」青島文化教材社
 小サイズで作り易く、安価な帆船模型ということなら、ほとんどこのシリーズが入手可能な唯一の選択肢になるだろう。

 私が今回入手したのは、帆船の中でも一、二を争う知名度の「サンタ・マリア号」だ。
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 データによると全長173mm、全幅85mm、全高107mmなので、完成するとコンパクトな卓上サイズになる。

 ちょっと注意しておきたいのが中身だ。

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 最近のあまりに作り手に優しいプラモデルに慣れ切った目から見ると、ショックかもしれない(笑)
 成形色は真っ白。
 接着剤、パテ、塗料必須。
 パーツの合いは今一つ、今二つ。
 かなり昭和の香り漂うプラモデルだ……

 でもまあ、プラモって元来はこういうものだったんですよね。
 私がプラモ少年のころは、バンダイのガンプラだって、こんな感じだったのだから……

 ちょっと借り組してみた感触では、形状自体はかなりしっかりしているので、それなりに作りがいのあるプラモではあるようです。
 
 模型製作のリハビリも兼ねて、地道に真面目に、ぼちぼち作ってみます。
posted by 九郎 at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2012年05月28日

素人が帆船模型に手を出すには 2

 手軽な帆船模型、とくに和船が手に入らないものかと色々調べていたら、なんと過去に食玩で発売されていたらしいことを知った。
 恐るべしフィギュア大国・ニッポン!

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(クリックすると画像が大きくなります)


 北前船、黒船、バイキング船、ジャンク船、サンタ・マリア号、朱印船、古代エジプト船、メイフラワー号の全8種+シークレット。
 北前船、朱印船、ジャンク船という、和船周辺のものが三つも入っているのが素晴らしい。
 これで安宅船が入っていたら私的には完璧だったのだが……

 何年も前の商品だったのでもちろん店では入手できず。
 ネットで調べると、定価が一個400円のところ、18個で1000円という激安販売を発見してしまった。
 配送料を入れても一個100円を切る。
 ただ、このセットの場合、中身は分からないので全種そろうかどうか一抹の不安は残る……
 でもまあ全8種で18個購入なら、大概は大丈夫だろうと見切り発車で注文。

 結果、無事全部揃いました!
 さすがにシークレットの「幽霊船」は揃いませんでしたが。
 中身はボトルシップの中に入れるくらいのミニチュア帆船ですが、ちゃんと「模型」と呼べるくらいの品質にはなっています!
 ただ難を言えば、作りが精密なせいか、けっこう箱の中で破損しているものが含まれます。
 私の場合は18個買いだったので、無傷のものが一揃い確保できましたが、ネットで全8種のセット販売を購入する場合は、ちょっと覚悟が必要かもしれません。
 破損部分も、モデラ―なら十分修復可能ですけどね。

 興味のある人は「爆安問屋KANBI 武外伝世界の帆船コレクションモデル18個入」で検索してみてください。今日現在、まだ在庫があるようです。
posted by 九郎 at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2012年05月29日

素人が帆船模型に手を出すには 3

 今日、本屋に行ったら、デアゴスティーニから週刊HMSヴィクトリーを作るが発売されていた。
 ヴィクトリーと言えば、船体に並んだ多数の大砲の列がカッコよく、帆船模型の中でも最も人気の高い部類だ。
 思わず一度は手に取ってしまうのだが、シリーズの詳細を見てため息をつく。
 
 全120号。
 全長1250mm。

 堂々たるスケールで、あのヴィクトリー号には相応しいのだが、私の脳内翻訳では以下のようになる。

 全120号・・・期間二年以上、総額14万円以上。
 全長1250mm・・・完成したら大きめの幼児が寝転んだくらい。

 なげ〜〜
 たけ〜〜
 でけ〜〜

 すみません。興味はあるけど、俺には無理っす・・・

 デアゴスティーニには過去何度も同じ思いをさせられてしまった。
 しばらく前に週刊 戦国甲冑を作るのときも、目を引き付けられたが、以下の理由で断念。

 全55号・・・期間1年、総額十万円弱。
 全高80cm(約1/2スケール)・・・着れない割にでかい。

 それ以前にも安土城とかあったなあ・・・

 デアゴスティーニさん、素人にはちょっとヘビーすぎます!
 期間半年、費用三万円前後、サイズ50cm以下だったら、どれも買ってましたよ!

 私以外にも、スケールがでかすぎてついていけなかった層はけっこういると思うけどなあ。
 しぶとく待望している安宅船の手ごろな模型は、やっぱり「大人の科学」あたりに望みをつなぐしか無さそうか・・・
posted by 九郎 at 23:37| Comment(2) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする